作品・お知らせ

【卒業生】Jul.26.2021 UP

手島麻陽 石井大地

昨年同様、今年も各地の会場では受講生のみなさんにはチーム制にて課題に取り組んでいただきます。

昨年の熊本会場では50名を超える受講生のみなさんが8チームに分かれて課題である映像制作のほか、ECやSNS広告を出すなど取り組んでいただきました。
今回はその中から、同じグループで学ばれたお二人にお話をお伺いします。

手島麻陽さん / 熊本市在住 秘書
石井大地さん / 大津町在住 会社員

 

 

コロナが逆境に「今だ。」と、
6年越しの受講を決意。

 

 

手島さん:前職が映像関係で、CM等を中心に制作に携わっていました。

当時は連日とてもハードな生活を送っており、疲れ切ってしまうこともありましたが制作自体は好きだったので充実した毎日でした。

合志市クリエイター塾は1年目の頃から知ってはいましたが、なかなか参加するタイミングが合わないまま6年越しに念願叶ってようやく去年、受講できたという感じです。

 

「あのROBOTが熊本で映像制作を教えてくれる」映像制作を深く学べるチャンスだと思い受講を決意しました。

 

 

石井さん:もともと映画をみるのがとても好きで、「いつか自分でも映画を作ってみたい!」という想いを学生の頃から抱いていました。

そのようなチャンスを掴むために、独学でカメラや映像を勉強している毎日でした。

 

なるべくたくさんの人達と会ったり、繋がりを持つため、これまでもオンラインコミュニティには積極的に参加して情報を集めいていたのですが、そこで合志市クリエイター塾を知り受講を決めました。

 

入塾前は「技術を学ぶ場所」という認識でしたが、実際に入ると少し違っていて、映像制作に対する根本的な考え方であったり、チームで1つのものを一から作る体験ができました。

単に技術の習得であれば、この時代ならネットを駆使し独学でも学べるかもしれませんが、このような体験はこの塾に参加していなければ絶対にできなかったと思っています。

 

 

入ってみると、
まさかの「チームリーダー」に。

 

手島さん:1チーム5~6名のメンバーで企業の映像制作の完成に向けて授業が進むのですが、今回Aチームのチームリーダーに選んでいただきました。

 

メンバーは主婦の方や高校生、髪の毛が赤い人など本当にバラバラ・・・正直、最初は不安の方が大きかったのですが、負けず嫌いな自分の性格もあり、「やってやるぞ!」と覚悟を決めたのを覚えています。

 

また、最後まで一緒に学ぶ「チームのみんなに楽しんで欲しい」「このチームで良かったと思って欲しい」という気持ちが大きくなり、リーダーに決まってからは気持ちを切り替えて前向きに取り組みました。

 

石井さん:たくさんのチームがある中では多少、他のチームを意識してしまう場面もあります。

「うわっ、あのチームいいカメラ持ってるな~」とか、「デザインすごいな」とか。

 

他のチームが気になりつつも、手島リーダーの、「僕たちはiPhoneで勝負しよう」という心強い提案により、「企画の中身」で勝負し、「iPhoneでどれだけ伝わる映像が作れるか」という事を掘り下げて話し合ったのを覚えています。

 

ただ掘り下げるという作業はなかなか大変で、続々と出てくるメンバーのアイデアがまとまらない事はしょっちゅうで、授業の以外の日に何度も何度もオンラインミーディングを重ねました。

 

 

仕事や学校などメンバーの日常にミーティング日時を合わせるのは非常に困難ではありましたが、手島リーダーが細かく調整してくださり、「企画」、「演出」、「撮影」、「編集」と、メンバー全員が全ての工程を経験できたのは制作の全体像を理解するのにも役立ちました。

 

 

また編集ではメンバー各自の目線で編集し、それをチームに持ち寄るといったことを繰り返しました。

 

それぞれに良いところがあるのでなかなかまとまらないところもあったのですが、手島リーダーがうまく落とし所を見つけてくれて、苦労の末、映像制作を何とか完成させる事ができました。

 

手島さん:最初の「企画」段階から、誰か一人が考えたり準備することが無いよう、メンバーそれぞれにタスクを作って宿題のような形で一人一つずつ企画を持ち寄るスタイルにしました。

 

アイデアが出すぎてどうしても決められないときは投票制にしたり、意見が割れればリーダーの権限で話をまとめて、メンバーを引っ張ることを意識し、それでもさらに中身を突き詰めていくと、そもそもの方向性を見失い、グループ間で話が前に進まなくなってしまった時もあります。

そんな時は個人間で話をするなどして意思を確かめたりしていました。

 

 

2020ダイジェスト映像

 

正直、出会って間もないメンバーとの交流に最初は躊躇する部分もありましたが、1つの作品をチームで作るという過程において、一緒に考え、悩み、意見を戦わせたことは、他ではできない経験となり、今後の仕事にも活かせる大変貴重な経験になったと感じています。

 

これも、自分一人の力ではなく話を聞いてもらったり、支えてくれたメンバーのお陰です。

 

卒業後も続くメンバーとの交流と
クリエイティブな毎日

 

石井さん:クリエイター塾では、チームのメンバーはもちろん、他のチームや講師の方、運営の方々とも交流を深めることができ、卒業後もそれぞれ声を掛け合い創作活動をしています。

 

自分の夢である映画の制作にむけても着実に前に進んでいるという実感があり、夢を応援してもらえる、また協力してもらう仲間もできました。

 

塾の期間中、自分の夢に対して塾長の清水さんに相談する機会があり、
「とにかくやること」、「動くこと」、「足を止めないこと」。
そして自分の好きなことに「変態であれ。」というアドバイスいただきました。

 

今後も同じ夢や意識も持ったたくさんの仲間と、充実した活動を続けていけたらと思っています。

 

 

手島さん:過去に仕事で数々の映像制作に携わってきましたが、自分で一から作品を作るとなると発信の仕方にも迷うところではあります。

 

合志市クリエイター塾では作って満足ではなく、それをどう活かすのか、どれだけの人に見てもらえるかという事まで学びました。

 

卒業後、たくさんの方に声をかけていただける事が増え、部活のようなグループがたくさんあります。

映像に関する部活はもちろんですが、映像以外の制作物を作るプロジェクトが立ち上がったりと、卒業後も刺激のあるクリエイティブな毎日を過ごさせてもらっています。

 

これから受講されるみなさんには、期間中は課題に精一杯だと思いますが、ぜひ他のチームの方々とも交流を深めて、楽しんでもらいたいですね。
私も、ここでできた仲間と縁を大切に、今後も自分なりの映像制作を楽しみたいと思っています。

2020年合志市クリエイター塾6期卒業生

手島麻陽さん  / 秘書

石井大地さん  / 会社員

昨年のクリエイター塾でAチームのリーダー、メンバーとして「農業ドローン学校」さまを題材とした映像を制作されました。

リーダーと、それを支えるメンバーとして、最後まで諦めず一生懸命課題に取り組んでいただきました。