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【卒業生, 生徒作品, 講義レポート】Nov.7.2023 UP

塾生に聞く!クリエイター塾2023 Vol2 ~東祐介さん(熊本県)~

塾生に聞く!クリエイター塾2023 Vol2 ~東祐介さん(熊本県)~

塾生インタビュー第2回目は、東 祐介さんをご紹介します。

 

東さんが動画に興味を持ったきっかけは、家族。
子どもの成長を撮っていきたいと思ったことからです。

この動画は、6年ほど前に東さんがお子さんを撮って作った動画です。

 

プライベートの枠を超えてクリエイター塾で学ぶことを決めた東さんの思いをお聞きしました。

東さん、実は熊本県宇土市の職員さんです。宇土市からは他に有志の7名が塾に参加しておられます。東さんの呼びかけに手を挙げた7名は職員としてのご参加ではなく、あくまでプライベートの一環ですが「宇土市を盛り上げたい!」という熱い思いを動画で形にするために参加を決めました。

 

 Tiktokがバズった!

 

授業の、Tiktok用の縦動画制作締め切りの日。

「もう撮れないかな…」と諦めかけた中で出かけた地域の公民館の草刈りがありました。
じいちゃんたちだらけの25世帯の集落です。

「このじいちゃんたちの元気な様子を撮るといいかも!」と閃き、
東さんも草刈りしながら片手で撮影しました。
おじいちゃんたちは、カメラを向けると少し背筋を伸ばして草刈りをしていました。

 

その動画がこちら!
  ↓  ↓    ↓

https://vt.tiktok.com/ZSN228o5p/

 

何にも分からない、初めてのTiktokの世界。100人に見てもらえればいいかな~と思いきや
3時間で再生数700回、そして現時点で1万回超え!

息子さんが一番びっくり。息子さんの、お父さんを見る目がちょっと変わったそうです。笑

「音楽がうまくハマるものがあったのがよかったのかな?」と東さん。

お弁当に刺身をつける地域性がなんとも微笑ましいです。

 

 

受講してみて

 

東さんの思う塾の魅力をお聞きしました。

塾では、具体的な企画や撮影の話が聞けるのがいいですし、プロの技を見せてもらえるのが刺激になります。

授業の中で、プロのイラストレーターさんが、人物をイラストにして商品パッケージにしていました。それがすごく洗練されたデザインで、欲しいと思うようにクリエイトできるってすごいなと思いましたね。

プロの企画が形になっていく様子を体感できることに、ものすごく価値があると感じています。

 

特に印象に残っている授業は”企画”です。

最初は「こんなことに困っている!」と勢いのあった取材対象者の人が、取材を進めるうちに
どんどん言葉が少なくなっていく姿がありました。

企画として成り立たせるためにその人のうちにあるものを掘り下げていくんです。圧というわけではなく、視点の鋭さみたいなものを感じて、とても印象的でした。

 

何を撮るか、どう撮るかということが必要だと思っていたけど、この授業を通じて
ヒヤリングをすることや分析して企画することで、違う世界が広がってわくわくしています。

また、企画の視点は日常でのヒントがいくつもありました。
何がポイントなのか掘り下げる部分はどの仕事でも活かせますし、一人一人の個性を見極めたり見つけることも大事だと思います。

 

 

“市民クリエイター”のコンセプトに惹かれて

 

クリエイター塾の、「市民がクリエイターになる」というコンセプトに惹かれました。

その人なりのクリエイティブで町を表現するクリエイターになるというのは理想的だと思いました。
技術ではなく気持ち。市役所員にも、そういう人が増えて欲しいです。

外部のデザイナーさんやクリエイターさんと接する機会がある部署もあります。
でも、全然クリエイティブな感覚がないと同じ目線で話すことができません。

自身の経験として、クリエイターさんが見つける町の良さにハッとして、自分の感性の足らなさを実感することがよくありました。
感性を磨くことで、もっと町の良さを自分たちが認識できると思うんです。

 

 

東さんのこれから

 

写真はよく撮っているし動画は少しずつ身につけ、
これからはデザインにも挑戦していきたいと思ってます。
マルチにいろんなことができると、イベント企画がしやすいからです。

子ども向けのクリエイティブなイベントをやって、子どもの感性を育んでいきたいです。

自己成長のためにも、一年に一つは新しいスキルを身につけたいですね。

 

ーーー東さん、お聞かせいただきありがとうございました!
宇土市がクリエイティブで輝くことを楽しみにしています。