作品・お知らせ

【卒業生】Jul.22.2021 UP

加藤幸平 小堀花

2021年度のクリエイター塾も去年と同様に受講生のみなさんにはチームを組んで課題に取り組んでいただきます。

去年の熊本会場では50名を超える受講生のみなさんが8チームに分かれ、課題企業さんの商品の映像を制作したり、デジタル広告やSNSで集客し実際にECサイトで販売する。といったこれまで以上に緊張感のある課題に取り組んでいただきました。

今回はその中から、去年、同じチームで学ばれたお二人にお話を伺いました。

 

加藤幸平さん / 合志市在住 映像制作(ライフバンク)

小堀花さん  / 熊本市在住 看護師

 

受講のきかっけは

モノづくりがしたかったから

 

加藤さん:以前、私の父が合志市クリエイター塾を受講しており、クリエイター塾で得た学びの話をよくしてくれていました。

父は、塾を卒業してからも、他の塾生の方たちや講師のみなさんと現在も変わらず交流があり、「映像技術だけではない価値を得ることができた」と言っています。
私自身、「何かモノづくりがしてみたい」という想いは常々持っていたのですが、映像制作の経験は無く、不安ではありましたが、「映像制作もモノづくりだ」という父の言葉が決め手となり受講することにしました。

 

 

小堀さん:元々、写真を撮る活動をしていましたが、もっと幅を広げていきたいという思いから、映像制作にも少し興味がありました。

以前よりSNSで合志市クリエイター塾のサイトでみなさんの活動を見ていて、「自分で発信できる人になる」という言葉に惹かれて申し込みました。

 

 

「企画」と「演出」の大切さと

映像制作の考え方を学ぶ

 

小堀さん:過去に1度、試しに映像を作った事があります。

その時は、自分の思うイメージを、全く映像の中に落とし込むことができませんでした。

「なんでイメージ通りの映像にならないのだろう。。。」

そんな悩みを抱えていましたが、「企画」の授業の受け、「ふわっとしたイメージと対峙し、具現化するためには何が必要でどういう準備がいるのだろう」という具現化する際に発生する様々な課題に目を向けていなかったからだ、と初めて理解できました。

 

加藤さん:私は2年連続の受講だったので、「企画」「演出」の授業は2年連続で受けています。
同じ授業でも毎年カタチが変わり新しい目線で授業を受けられるので、発見ばかりです。
映像制作において「企画」「演出」は最も重要な作業である。ということを2年連続で学べた結果、1年目で学んだ考え方を、2年目ではさらに掘り下げてチームに様々な提案するところまで成長できたと思います。

 

 

チームで取組むことの

楽しさ・難しさ

 

加藤さん:運営の皆さんはバランスを考えてチーム編成をしてくださっているので、写真やマーケティングなど、メンバーそれぞれの得意分野を活かせるような環境で1つの課題に向き合うことができました。

 

小堀さん:世代の異なるメンバーで構成されていて、話し合いの中ではその人の背景が垣間見えるようなアイデアが出たり、男性、女性、お母さんなど、それぞれの立場から意見を出し合い、1つのゴールに向かって割とスムーズに進めていくことができました。

 

加藤さん:昨年は、コロナ禍での授業でしたので、オフラインで話し合える時間には限りがあり、授業が無い日はチームでオンラインミーティングを重ねていました。
たくさんのアイデアが出る中で、それぞれの想いやアイデアを理解しながら組み合わせ1つの企画・演出に絞るまでが難しく困難に感じた場面もあります。

 

小堀さん:東京から、塾長の清水さん、プロデューサー柳井さんが熊本会場に来られた授業では、企画&演出案に対してレビューをいただき、映像の中で使用するキャッチコピーなど、具体的なアドバイスがありました。

そのアドバイスの中でも
「自分たちが作りたいと思う映像だけでなく、その映像を初めて見た人にもきちんと想いが伝わるものになるかどうか」
「すでにしっかりとブランディングされている企業であった場合、その演出が企業にとって本当にプラスになるのかどうか」
企画&演出を作ることにだけ頭がいっぱいになっていた私にはこの2つのアドバイスは特に印象的でした。

またグループワークの際には清水さんが声をかけてくださり、その場で絵コンテを書いてアドバイスを伝えていただいた事も心に残っています。

誰もが知っているような映像を残されている方からの率直なアドバイスを直接いただけるのは、大変貴重な時間であったと感じています。

 

方向性に迷った際は、最初の授業で学んだ「その企業を好きになってもらうには」という言葉を思い出しながら進めるなど、授業のほとんどがオンラインでありながら、講師の方々の言葉が、課題を進めるにあたって大きな指針となりました。

 

 
 
 

ハードスケジュールも楽しめる

文化祭のような雰囲気

 
 
 

実際にチームで課題企業さまを撮影する際は、2時間程の限られた時間の中でも撮りたいものがスムーズに進行できるよう、事前に役割分担をしっかりと決めて、入念なシミュレーションを行った上で撮影に臨みました。

撮影を終えても、ECサイトや、SNS広告などを各チームで立ち上げるなど、多少ハードな時間もありましたが、企業さまとの連絡や、撮影スケジュールの調整、分からない事も、常にクリエイター塾の運営の方々がしっかりとサポートしてくださり、最後まで楽しくチームで1つの課題を終えることができました。

みんなやる気のある文化祭のような雰囲気でした!

 

 

卒業後も一緒に作品づくり

それだけでも大きな価値

 

小堀さん:卒業後も、同じチームで作品づくりをしています。

チームのメンバーに声をかけてもらい、「能」の舞台を撮影させていただく大変貴重な機会をいただきました。

卒業後、割と早いタイミングだったため、クリエイター塾で学んだ事を充分に活かすことができスムーズに制作できたと思います。

 

 

個人的にも卒業後、約半年かけて好きな作品をゆっくりと作り、完成後は講師の方たちや、卒業生のみなさんに見ていただくなど、マイペースに映像づくりを楽しんでいます。

 

 

加藤さん:卒業しても塾生の皆さんと交流があることはありがたいです。
例えば、何か作品を作りたい時には声をかけたり、他のプロジェクトに声をかけてもらったり、そんな仲間ができたことはとても貴重です。

一人では出来ない事でも、出来る仲間に声をかけ補完しあえる関係性が身近に出来たこと。
同じ時間を共有し、様々な感性を持つ仲間ができ認め合えれたことは、受講してとても大きな価値があったと感じています。

わからないことがあれば相談もできる、グループワークの楽しさや、強みを知ることができた塾です。

この縁を大切にこれからもモノづくりを続けていきたいと思います。

 

 

2020年合志市クリエイター塾6期卒業生

 

加藤幸平さん / 映像制作会社 ライフバンク

小堀花さん  / 看護師

昨年のクリエイター塾でFチームのメンバーとして「うさぎ農園」さまを題材とした映像を制作され、卒業後も意欲的に映像制作に携わっていらっしゃいます。