最後の授業!心を動かすPR映像 発表会
2022/12/17、今年度最後の授業となったこの日のテーマは
「心を動かすPR映像 発表会」です。
8月から学んできたことを、どどどーんと講師陣にぶつけます。
各チームで制作した映像を観て、講師のみなさんからフィードバックをもらいます。
「これで良かったかな」
「もっとこうしたかったな」
なんて思いながら、若干戦々恐々としてこの日を迎えたことでしょう。笑
他の人の作品をみて、フィードバックを聞くことで、
自分たちのチームの作品を俯瞰して見ることができます。
誰かと一緒にするって、何かにつけて学びが多いことを知るクリエイター塾です。
今回は全国から22の動画が集まりました。
講師からのコメントも一緒にお届けします。観てみましょう!
パン屋のタンドルマン
清水さん「最後にはCGもはいっていましたね。すごく美味しそうに見えます。フォーカスなどの技術はこれから上げてもらうといいですね。録音がちょっと残念だったな」
涌井さん「観ていて楽しい映像だった。おいしそうなパンのカットを1,2秒長く見せるところがあるとさらによかったかと思います」
たたみの一畳屋
みんなで撮影したものを、個々人が編集したうちの一つです。チームメンバーの数だけ作品があります。
柳井さん「この歌、ROBOTでも歌ってる人いましたよ」
清水さん「みんなで企画して撮影し、それぞれが編集したから種類がいくつもできる。このやり方がいいなと思いました。編集の勉強にもなります。メッセージ的なものを出す構成をつくると良かったかなと思います」
おいものことで頭がいっぱい
清水さん「テクニカルな見せ方。プロっぽい構成でした。めちゃくちゃな感じがカオスで好き。でもやるならもっとやっていいですね」
涌井さん「わかりやすくておもしろい企画。「おいものことで頭がいっぱい」というのはお店の名前なの?というのがどこかで分かるといいなと思います」
坂本マヤさん
清水さん「人柄も含めて優しい感じが出ています。音をクリアにするとクオリティがあがります。自分の売りにしたいということを、もっと長く見せられると、そこが印象付くと思います」
柳井さん「写真撮影を頼もうかなと思っている人にとっては、ひと推しになりそうですね」
農タメ
清水さん「家で見るのとここで見るのは感覚が違う。家では臭く感じたけど、ここで見るとそれがいい!ってなりました。クオリティはあげないでほしい。映像は個性が大事ですから」
涌井さん「言うことがないです。このままいってほしい。強いて言うなら、プロポーズの後の返事に対して驚くの、なんで?ってことかな」
柳井さん「TikTokの授業のときにアドバイスしていたことを汲み取って取り入れていましたね」
風流-kazaru-の蕎麦
清水さん「トーンが揃い、目指すべきところが定まっていて、チームではなく個人の作品という感じです。分からないのは誰の何のための映像かということ。これを見てお店に行こうとはなりにくいけれど、蕎麦屋さんを題材にした映像作品であれば素晴らしいです」
涌井さん「音楽がいい。個人的にはすごく好きです」
発酵ごはん
清水さん「発酵先生に教わりたいという気持ちになりました。味噌作りへのイメージが変わった。最初と最後に、あなたもやってみませんかというようなメッセージがあるといいかなと思います」
涌井さん「発酵先生というワードがキャッチーだから、もっと冒頭にあるといいです」
地熱珈琲
涌井さん「映像が美しい。一つ、致命的なのは美味しそうな珈琲が出てこないってことかな」
清水さん「黒い液体であるコーヒーを美味しそうにするのは難しいけど、何らかの形でチャレンジしてほしいですね。珈琲が出来上がるまでの音を入れるとか。看板を背景にした撮り方はあえてだろうけど、他にも良い場所があるのでもったいない気がします」
鶴喰鶏舞
清水さん「歴史的背景を入れたことで、どういうものなのかを分かって観てもらう流れ。映像作品としてはいいですね。六戸町にきてもらうことを目的にした映像なので、ナレーションと白黒の映像は重すぎるように思います。子供が踊っている様子をもっといれるといいかも。全然知らない人に魅力的に見えるにはどうするかという視点ですね」
涌井さん「ナレーションが気になりました。もっと普通に読んでいい。囃子が消えるのがもったいない。舞の音や状況音を活かすといいと思います」
館野公園キャンプ場
清水さん「構成がよかった。スーパーで「車で5分」とか特徴を入れていたら最後のコピーにつながりますね。あと、みんな集まってくる時に手ぶらなのがきになります。「持ってきたよ!」みたいなものがあると楽しそうに見えますよ」
涌井さん「楽しいキャンプ動画。でもここの場所のオリジナリティな要素をもっと入れたら良かったです」
めごい◯◯
柳井さん「映像の目的が分からない。でもおもしろい。あの人がいい」
涌井さん「このりんご農家さんに出会った時点で、この人を軸にした映像にしようと切り替えても良いくらい。最後のスキー場で女の子が出て来るのは最高によかった。
清水さん「結果的にりんごより「この人に会いに行きたい」ってなる。それはそれで成功ですね。撮ってみたら企画と違うところに魅力があることもあるから、その時は企画をやり直すことも考えていいですね」
ふじさき食彩テラス
柳井さん「やり切った。出し切った映像ですね」
清水さん「冬のソナタ?何?そう考えさせるのはいい映像ですよね。このテラスにきてほしいって目的がどっかにいっちゃってる。けどおもしろいからいいかとなります。楽しませていただきました」
涌井さん「人類史上もっとも冷めたプロポーズの答えですね。おもしろかったです」
蕨野(わらびの)の棚田
清水さん「すごい良いところですね。ぜひこの場所で撮ってみたいと思う良いところですね。スーパーの付け方や音楽など、すごくよくできている。映像そのもののクオリティをもっとあげていくともっと魅力的に見えていくと思います。朝や夕方など、美しく見える時間の選び方、光の選び方工夫する。そして安定していない感じがしたので、三脚を使ってもっとクオリティを高めていくともっと良い映像になります」
涌井さん「映像の終わり方が、ブツ切れ感があるのがもったいないように思います。」
竹本鞄
涌井さん「おもしろい構成だと思いました。お客さん役の人とお店の人のやりとりが芝居じみていて、変な違和感が残るから、普通にしていいのではないかと思います。手縫いをアピールしているところで白黒になるのが、なんでかな?って感じがします」
清水さん「構成が新しい感じです。鞄屋さんは縁起の素人ですよね。それで演技をするという企画には、ちょっと無理があるかもという気がします。でもナイスチャレンジです」
柳井さん「ここは無理があるんだとか分かることも大事ですよね」
只管打座 矢掛町
涌井さん「よくまとまっていました。印象的なシーンもあり、内容のわかる映像として役割は果たしていると思います。さらに言えば、もっと印象付けるシーンがあってもいいかなという気はします」
清水さん「分かりやすくできていますね。映像をわかりやすく作るのは簡単ではないけれど、よくできています。が、全体的にちょっと古臭く感じる。伝統的なものだけど、そうではない何かを感じるものがあるといいと思います」
みかん鍋
涌井さん「すばらしいプロモーション映像。最後に鍋がどんと出るのもいいし、音もよかったです」
柳井さん「特徴もわかりやすく伝わってきましたね」
清水さん「自分が食べているような感覚になるのが上手でした。これもちょっと古い感じがする。若い女性にもここに来てほしいという目的があるなら、そこに響くようにする。音楽や文字とキャストの雰囲気を合わせることも大事です」
糠平氷上サイクリング
柳井さん「いろんな角度から撮影していますね」
清水さん「ワンシチュエーションなので、同じ絵を見続けることになりがち。箸休め的に空のカットとか関係ないけど繋がっているようなものを入れるといいと思います。あと音をもっと入れる」
涌井さん「アクティビティの映像は、人の表情を入れることで、やってみたいとなるものです」
豊野町
清水さん「人材に絞る切り口はいいですね。共通のポーズをとったり、制度沿いして終わるなど、印象的なものがほしかったです」
涌井さん「構成も考えられています。ちょっとどんとに癖がありすぎなのと、ずっとつかっている音楽が強すぎる印象。もっと他の選曲だといいかもしれません」
柳井さん「終わり方は、せっかくならアルマゲドンみたいにしてほしかったかな」
須坂キャンプ
清水さん「大作ですね。良いところ、楽しそうと思いました。まるで映画のような導入で期待しました。で、期待して観てるとYoutubeのような軽さになる衝撃の展開!個性的ですね。フォーカスがきていないところもあったかな。背伸びしすぎず、初心者は初心者に合った機材でやるということも大事です」
柳井さん「人柄が伝わってきますよね。がんばります!っていうのが。面白かったです」
高知県の四万十市
清水さん「人生こういうことだねって思わせる、すごいパワーがある。思い切りがいい。説明もせず、いきなり笑う。野菜を撮るところもおさえているし、実はうまいですよ。エンディングは笑いで終わってほしかったです」
涌井さん「あわよくば、せっかくなのできれいな風景をもっと入れてほしいです」
ゆるっときのBA
涌井さん「慣れてらっしゃる方の作品のようです。文字の入れ方含め、プロだと思います」
清水さん「編集の仕方も上手ですよね。お芋を割ったところに笑い声。細かいけれど重要な要素です。この場が一体何なのかが分からない感じがしたので、説明的ではないやり方で変わるようにしたらいいなと思います」
ひまわり団地
清水さん「これ、すごくいいです。スーパーが微妙に一言多いのがいい。他にないあたらしい形です。詩的な映像です、この人が生きている感じがします。最初ホラーな感じがするのは、つかみでもあるけれど後々それが生きるわけではないのが改善点ですかね」
涌井さん「リズムを感じます。フォントもよかったです」
以上、皆さんの魂込めた映像たちでした!
本当に本当にお疲れ様でした。
フィードバックの中でよくあがっていたワード、それは
音。
音です、皆さん。
絵以上に大切だと清水さん何度も言われているほど大事な音。
これからぜひぜひ音に力を入れて映像制作を続けてください😄
さぁ、最後は講師陣がつくった、クリエイター塾のPR映像の発表です!
これを本命に、別バージョンもあります。
①CGなしヨコ型
②SNS用タテ型1
③SNS用タテ型 2
④SNS用タテ型3
https://youtu.be/LgaPpJK09tg
そして清水さんからのまとめ!
チームで取り組んだ方も、1人で頑張った方も、それぞれ楽しかったり大変だったり、その経験こそが宝です。
皆さん最高です!
この数ヶ月の経験を地震に、ここから先新たな考え方や行動のきっかけにしてほしいです。
映像に点数をつけるなら、25点!0点じゃありません。
25点もとれたことを、大きな自信にしてください。
クリエイター塾のPR映像は、50点。
情熱の右脳と冷静な左脳を行ったり来たりすることで高得点の映像も目指せます。
中学校の卒業式のように清水さんからのメッセージは胸に響きます。
(現塾生ではないのにわたしまで感激しちゃいます)
一言一句ここに載せたいっ……!
もう終わりなんて……!
緊張感のある表情で集まっておられたことがずいぶん前のことのようです。
あちこちから「このチームで良かった〜」「楽しかったね」「終わるのが寂しいね」と言う声が聞こえてきます。
塾生の皆さん、本当に本当にお疲れ様でした!
映像を学ぶ塾ですが、それだけではないものが詰まっているなと、卒業して2年たったわたしも、今でも実感しています。
気になっているあなた、来年お待ちしていますよ♡
塾生の皆さんから寄せられた、クリエイター塾への感想を最後に載せて、今年のレポートは終わりにしたいと思います。
それでは!またね〜!