2018授業:クラウドファンディング
今回は、『クラウドファンディング』の授業。
想いやアイデアを伝え、構想段階のプロジェクトに金銭支援をもらう方法を学びます。
ネット生中継や電車に関するクラウドファンディングでご活躍の「斉場俊之さん」、ドローンパイロットの「稲田悠樹さん」、クリエイター塾を運営する市役所の方も加わって、ワークショップ形式で行われました。
このレポートは、クリエイター塾卒業生でライターのまいからお届けします。
講師は、CAMP FIRE(キャンプファイヤー)の茅島直さん。
2017年に大分県別府市で開催された「湯~園地計画」で3300万円以上の支援金を集めるなど華々しい実績をお持ちです。
まず教わったことは、プロジェクトを成功に導くためのこつ。「ムード」「ドラマ」「ロマン」「メリット」「予算」「客観視」の6つが大切だそうです。
これらを備えることで、プロジェクトを支援すれば、どんな未来を企画者と作っていけるのかが明確になります。支援者と企画者の間に「信頼」を築くことが大事だと話されました。
そして実践編へ。
『秋に収穫されるスイカ“ハロウィンスイカ”」というJA菊池と合志市がこれから広めていく野菜を題材にグループワーク開始!
スイカファンは一定数いるにも関わらず、“ハロウィンスイカ”のように10月に収穫されるものが全国的に少ないのだそう。糖度も11度以上とイチゴと同等であることなど、ウリを教えてもらいました。
目標は、関東を中心に“ハロウィンスイカ”を知ってもらうPR費用100万円を集めること。収穫される約2000玉のスイカなどをうまく使って、クラウドファンディングの企画を具体的に考えていきます。
ちなみに、私もグループワークに参加!
着目したのは、『スイカの美肌美白やむくみ改善効果!』これを、秋に絡めました。
タイトル:秋の夜長のスイカケア
ターゲット:関東のマダム
メッセージ:
秋は美容に重要な季節。
夏の重大な紫外線のダメージをスイカでケアしよう!そして、むくみが酷くなる冬。冬のむくみの原因になる余計な身体の水分は秋のうちにスイカで撃退しよう!10月スイカが手に入る熊本のハロウィンスイカ!
リターン:
松 スイカ1玉
竹 部分ケアローション
梅 スイカパック
茅島さんからは、「スイカにむくみ改善などの効果があるとは知らなかった。おもしろいので、もっと先が見てみたい」と、評価をいただきました♪(笑)
しかし、クラウドファンディングと毎日向き合っている方ならではの、厳しい指摘もありました。そもそも“ハロウィンスイカ”という名前が、クラウドファンディングに不向きかもしれないというお話。
「このスイカのクラウドファンディングを実施する時期はいつなのか?春や夏に実施する場合、“ハロウィン”という名前の持つ魅力はうまく機能しない可能性が高い」のだそうです。うむ。奥が深い。。。
合志市クリエイター塾では、これからもクラウドファンディング分科会を実施して、様々なプロジェクトをサポートしていく予定だそうです。今回来れなかった方も、ご興味あれば是非参加してみてはいかがでしょうかー。
これで2018年度の授業も折り返し。
次回は、『動画の撮影・編集』を学びます。