2017授業:作品発表(最終日)
作品発表を持ちまして合志市クリエイター塾2017は終了です。力作ぞろいの作品を、講師のアドバイスも含めてご紹介します。
■講師が制作した見本作品
マンガミュージアムに込められた「想い」と、施設そのものの「魅力」を真っすぐに伝えられる映像であるべきという考えのもと、講師のROBOT清水さんが制作した映像。館長の映り方違いで2パターン制作。
■オリジナル作品:荒木さん
絵コンテを見た時点では、3週間で制作できるか不安だったが、省エネできる部分をいい意味で割り切りながらも熱量はしっかりあるというコストパフォーマンスの高い作品に仕上がっている。もしかしたら、館長の「マンガ!」の部分はスーパーがあっても良かったかも。
■オリジナル作品:GO UP SEE
マンガを連想させる「めくる」からストーリーを展開させた広告的アイデアは面白い。撮影題材がつまらない時にはこういった手法が有効だが、今回は施設が十分魅力的だったのでストレートに向き合うべきだったかも。(実は、やりたい別案がスケジュール的に厳しかったという制作者の事情がある)
■オリジナル作品:ナカンダカリ
安心して見られるしっかりとした映像や音が撮れている。ストーリーのややわかりにくい部分が、ひっかかりとして残る気もするし、伝わらない!と一刀両断される可能性もある。
■オリジナル作品:チームJA
出演者の魅力で、時間の割に長さを感じない。出来れば声があった方が方言も活かせてより魅力的な作品になった。
■オリジナル作品:こーやま
すごいインパクト。バカバカしいけど好印象。説明的でなく記憶に残る。
■オリジナル作品:河野
いろんな世代にそれぞれの楽しみ方を提案できる構造が良い。絵変わりの際にマンガのページをめくるような演出があるなどマンガミュージアムらしさがあり良い。
■講師素材を利用した作品:ひだか(公務員)
(ポップでキャッチ―なトーンを目指したことに関して)同じ映像素材でもBGMで印象が変わる良い例。
■講師素材を利用した作品:まいまい
館長の人柄が見える短く清々しい作品。映像は視聴者の時間を支配してしまう。短くとも伝わるのもであればそれに越したことはない。
■講師素材を利用した作品:やまし
前半の「マンガを取る」「マンガを置いて読み始める」手のカットが印象的に使われていて良かった。コピーの位置を自分なりに思考した跡も見られる。
■講師素材を利用した作品:もりおかねーさん
(この施設の作りやマンガ自体が人と人をつないでいる。大人と子供がつながる映像にしようと思ったが、ありもの素材で少し無理があったことに関して)撮影する前にどれだけ最終形をイメージできているかが大切であり、次回自分で撮影する際の教訓にしてほしい。
■講師素材を利用した作品:かめぃさん
BGMが非常によく考えられた作品で、広がりを感じる。一方で、音楽に合わせたことで少し条長になった感もある。
■講師素材を利用した作品:女子高生いしかわちゃん
(男の印象を強く残したく、その他はモノクロにして漫画の中という設定にしたいという狙いに関して)企画のアイデアがとても面白い。が、映像で伝えるなら漫画に見える仕立てをもう少し用意したい。
■講師素材を利用した作品:たかもとくん
スマホを意識した縦型動画にしたアイデアは良い。ただもう少し刺激的でインパクトのある見せ方にする工夫が欲しい。
■講師素材を利用した作品:ハンサムもりくん
(コピーのフォントを自分が影響受けた作品を参照したことに関して)感動したものをベースにおいて制作することはとても重要。
来年また、お会いできることを楽しみにしています!!