2020.9.26:演出→演出ワークショップ
9/26(土)3回目の授業がクリエイター塾の拠点がある「ルーロ合志」で行われました。
そして今回、コロナ禍で今期の授業にまだお越しいただけていなかった東京チームの講師のみなさんに熊本会場にお越しいただきました!(PCR検査もしていただきありがとうございます!)
塾生のみなさん、画面越しでしか会っていなかった生の塾長 清水さん、プロデューサー柳井さんにお会いできていかがでしたか?
実は清水さんは、“ちょっと恥ずかしかった”とか…
東京から、みなさんが意見を戦わせている様子を見ていて少し泣きそうになったそうです。
やっぱり同じ会場でお話できるのは嬉しいですよね。柳井さんの“可愛さ”も感じていただけたかなと思います。
「演出」とは?を考える。
この日の前半は、大枠で決まった「企画」の発表と、清水さんからのレビュー。その後は「演出」についてじっくり考える内容でした。
優秀なメンバー揃いで、アイデアをまとめる事に苦戦しているチームや、すでにあるブランドイメージに引っ張られすぎて似通った企画や考えから脱せないと悩むチーム。
清水さんからは、そんな時に意見や情報を整理する方法をアドバイアスいただきました。
それを後半のワークショップで早速実践しているチームもあり、座学での学びをすぐ取入れられるみなさん素晴らしいです!
今回、塾生のみなさんが制作した映像作品は各企業様のHPに掲載されます。
そこからECで購入できる商品と、そうでない商品があって、後者の場合は映像を見た人にわざわざ店舗に足を運んでもらう必要がありますし、例えば、売上げを伸ばしたいなどの目的があった場合、どんな「企画」「演出」が必要になってくるかを考える事が大切です。
「コミュニケーション」の方法を考えて
「伝わるもの」を作るための・・・全て。
「演出」を考える作業は映像制作の過程の中でも比較的楽しそうではあるけれど、考えれば考えるほど難しい領域に入ってしまいそう・・・
でも、実は映像の歴史は実はまだ120年ほど。
「演出(ディレクション)に正解はありません。」としながら、(一般的に)優れた演出・おもしろい演出とは・・・?を学びます。
何を映像化すべきなのか?
言葉(企画)には無い部分をどう表現するか?を考えるのが演出家であったり脚本家。
企画との違いは、「作曲家」(企画)と「指揮者」(演出)、「献立を考える人」と「調理する人」や「設計する人」と「施工する人」などに例えられます。
言語化しにくい事(雰囲気やムード、性格etc…)を映像で伝える事が「演出」の役割の一つなんですね。(わかりやすい!)
プロの世界でも、「企画」と「演出」を両方する人もいれば、どちらかを専門にされる人と様々です。
映像作品には、このどちらかに重きをおいていたり、バランスがとれていたりするわけですが、あの黒澤明や北野武、スピルバーグのような作品の演出も、その人独特のトーンがあるから価値があるのだそうです。
「(企画と演出)どっちが勝ってもよい。正解は無い。」という事。
今回、塾生のみなさんは企画と演出どちらも行っていただくので、ぜひ、この映画界の巨匠達をライバルとして制作に励んでいただきたいというお話でした。
また、企画書とは別に「演出コンテ」などを作っておいて、撮影の際、一緒に制作する人達が同じベクトルに向かって進めるよう準備することも大切です。(作り込む必要は無いけど)
演出案を考える、
ワークショップ
後半はこれまでの授業とディスカッションで考えてきた「企画」の真ん中を見つけたり、「演出」を深く考えたりするワークショップ。
11月の発表に向けてみなさんいよいよ本格始動です。
今回、東京からお越しいただいたROBOTのみなさんに直接質問できる貴重な機会。
アドバイスをいただきながら軌道修正を繰り返している様子でした。
塾生のみなさん、清水さんや柳井さんに現段階での思いをしっかり伝えられているのスゴいです。
清水さんからは、「複雑に考え過ぎず、できるだけ単純化して印象に残ることを考えてみましょう。
「映像」には気持ちを繋げるチカラがあります。それを周囲と共有し、さらに共に作り上げることができれば、合志市クリエイター塾からコミュニティの力が高まって、九州、そして全国へと広がっていって欲しいです。」
という締めくくりでした!
この日は夕方から熊本出身の力士「正代」の優勝がかかる取組みが行われ、最後は会場のモニターが両国国技館に切り替わって授業終了となりました。※翌日、正代初優勝~
授業終了後も、残って話し合いを続けているチームが多く、みなさん本当に真剣に取り組んでくださっていて、胸アツです。
どのような「企画」「演出」にまとまるのか、とても楽しみです。
ありがとうございました♪