2020.9.13:企画の考え方②→ワークショップ
『大好きになってもらうには?』を考える。
ファンになってもらう方法を考える。
9/13(日)2日目の授業です。
2名のゲスト講師をお招きし、「大好きになってもらうには?」をテーマにお話しを伺いました。
京都花街・祇園の芸妓 紗月さん。
16歳で舞妓デビューし、お座敷売上げ1位の称号である「売花奨励賞」を7年連続受賞し続ける京都を代表する芸妓さんです。
東京ROBOTのスタジオから熊本会場のスクリーンに映る紗月さんのとっても可愛らしいはんなり笑顔に会場が一気に癒しの空気に包まれました。
そして、東京恵比寿駅の半径2㎞以内しか取材しない地域新聞WEBマガジン「恵比寿新聞」のジャーナリスト高橋 ケンジさんです。
普段聞くことのできない一見全くフィールドの違うお二人とのトークの中身を少しだけご紹介します♪
置屋(舞妓さんが所属し生活するするプロダクション)のお母さん(女将さん)や、共同生活をするお姉さんたちのスタイルを見習い、教育してもらって1位にならしていただきました。という紗月さん。
「好きになってもらう」ために意図的にやっている事は少ないけれど、自分に自信を持ち、人にパワーを与えられる人になる。という事だけは常に心がけているそう。
例えば、初対面で苦手と感じてしまいそうなお客さまであってもどこか1つ好きになれるポイントを見つけて、そこを掘り下げる努力をされるそうです。
そして、取材のプロであるジャーナリストの高橋さんは、意外にも人見知りだそうで、取材の際は「突撃!隣の晩ごはん」でおなじみの漫談師 ヨネスケさんを自分に降臨させて話を伺うのだとか。(笑)
SNSを使って日々を可視化させる事を習慣化し、人との繋がりを作っているという事も教えてくださいました。それがお仕事になったりと「恵比寿新聞」自体が高橋さんのライフワークになっているそうです。
一方、伝統的で、どちらかと言えば非デジタルであり閉ざされた芸舞妓の世界で生きる紗月さんもまた、最近ではSNSやメディアを使って発信する機会も増えていて、「遠すぎない存在でありたい」とおっしゃっていました。
また、9/13、この日は日本時間早朝、テニスプレーヤー大阪なおみ選手が全米オープンで決勝を制し、見事優勝を成し遂げたシーンを生中継で見ていたという清水さん。
優勝直後の大阪選手のインタビューコメントにとても感銘を受け、自分の中の正義、自信を持つ事、相手に合わせない強さについてタイムリーなニュースと共にお話しくださいました。
質問タイムでは、お二人の「変態性」についても質問があがりました。
紗月さんは京都を代表する芸妓さんでありながら「誰よりも舞妓か大好き!」とのこと。
街を歩いていて他の舞妓さんに遭遇すると今でもテンションがアガっちゃうそうです。
高橋さんは「人オタク」。
気になる人がいたら、後の予定をすっ飛ばすくらい話し込んじゃう。
個性を超える「変態性」を感じられる人がとにかく気になる程の「人オタク」だそうです。
お二人にはたくさんの質問に時間ギリギリまでお答えいただき、もっともっとお話しを聞いていたいくらいですが、名残惜しくも終了のお時間。
「大好きになってもらう」ためのヒントが随所に散りばめられたあっという間の2時間でした。
紗月さん、高橋さんありがとうございました!
企画づくりを実践する。
後半はすでに「取材」を終えているみなさんが、「企画」についてじっくり話し合うワークショップです。
各チームとも白熱した意見交換が行われていたり、考え込んだりと様々。
迷ったら東京の清水さんにもその場で質問できるスタイルです。
企画の方向性や、そもそもチームで話し合う場合の企画会議の上手な進め方などもアドバイスいただきながら時間いっぱい話し合い、現時点での発表まで行いました。
約1時間ちょっとでしたが、かなり方向性が定まった班もあってみなさん前日の授業や、取材の成果が表れているのではないでしょうか。
塾生のみなさん2日間お疲れ様でした。
次回の授業はいよいよ「演出」の授業になります。
「企画書」の中間発表もあるので引き続き頑張りましょう!