作品・お知らせ

【講義レポート】Oct.20.2022 UP

いよいよ横型映像編!企画と演出の基本を学んで挑みましょう〜

さて、前回までTikTokを軸に、縦型映像について学んできました。
ここからは、横型映像編のスタートです。

 

7回目の講義のお題は 「心を動かすPR映像づくり」。
授業のゴールを、
縦型とは違う横型の映像の特性を知ること
と設定し授業が始まりました。

ゲストは、お馴染みROBOTプロデューサー涌井剛さんです✨

 

 

縦型と横型の映像、伝え方の違いは?

横型映像にはルール(常識)があります。
歴史も長く、それゆえ記憶の蓄積があるため、すでに刷り込まれています。

だ か ら
基礎的な知識や体力が必要なのですっ!
野球のように、
ルール知って
走って投げて素振りしてキャッチボールして。
そのうち試合して負けて泣いて、
また走って投げて500回素振りする、みたいなことを繰り返して 体力をつけていく必要があります。

横型映像で、”ちゃんと伝わる”映像を作るには、練習と実践、そして仲間が必要だと清水さん。

仲間!
仲間です、皆さん!

 

クリエイター塾でも仲間と作品を作りますし
孤独な作業も仲間がいると思うと頑張れます.

塾卒業後もつながる人もいますので、ぜひぜひここで仲間と作品をつくる楽しさ・大変さ・可能性を体感していただきたいと思います。

 

 

 

 

企画 と 演出 

企画と演出 はこんな関係↓

作曲家  と  指揮者
建築家  と  大工
ネタ   と  芸人

 

企画は1人でするもの、演出はみんなでするもの

作品やプロジェクトによっても異なりますが、だんだんイメージが湧いてきますね。

 

演出というのがまた奥深い。

◆ 企画の良い部分を最大化し、良くない部分を最小化する
◆ 企画にはない新しい魅力をプラスする

音や照明、演者の表情や声色などの映像そのものに関わることから、
つくるスタッフみんなの気持ちを上げ、保つことまで入ってきます。

撮影段階での演出、
編集段階での演出、
試写段階での演出、
各タイミングで演出が必要なんだそうです。

 

最初から最後まで、ゆりかごから墓場まで、帰り着くまでが遠足ですよ、
な、最後まで手を抜かない努力が素晴らしい作品を作る上で欠かせないんですね〜。

 

と、難しい話もありましたが、

重要なのは、楽しむこと!!!

by清水さん

役割分担して、自分が得意だと思うことをやる。

自分ができないことは、できる人を探してお願いしていい!そうです。

これならできそうな気がしてきませんか?

 

 

企画と演出に学んだ後は映像を6作品観ました。

 

①PRESS BUTTER SAND

清水さんと柳井さんの作品。
これを観た涌井さん、

「清水さんの編集のセンスが炸裂している。政策に参加できなくて悔しかった…」

とおっしゃったほどの作品です。

音、おいしく見える”しずる感”などの効果がふんだんに取り入れられ
他のクッキー屋さんとの差別化を映像で表現しています。

 

②東北レストラン鉄道

監督・清水さん、プロデューサー・涌井さんの作品

目的:若い人にきてほしい
見せる場所:サイト

柳井さんから、「” どこでどう見られるか ” で作り方が変わる」というお話もありました。
ターゲットだけでなく、見られる場所によっても作り方が変わるんですね~。

人の温度を入れることで、「行きたくなる」につながるようこだわった作品です。

映像の美しさが際立ち、乗ってみたくなる〜

 

③ミツカン

誰もが見たことのある風景を大切に、四季を通して”水”を撮影。
できるだけ少人数で、できるだけ長い期間をかけての撮影。

企画:軸は水。
そこから織りなす野菜などの四季。

アニメーションを入れたのも企画の一つです。

長編動画なので、映像に句読点を入れるように ダレない、飽きさせないための効果として
アニメーションを取り入れたのだそうです。

 

 

④卒業生が撮影したトマト農家さん

 

電話取材 + その場ですぐ撮影
と、テンポ良く仕上がったんだそうです。

農家さんはお忙しいので、予定の時間に追われるよう段取りをしてスムーズに撮影することが大切です。

iPhoneでの撮影で、課題なのが音。
音は大事なので、マイクをつけて撮影したそうです。

全て1人で仕上げられた作品です。

みずみずしさを表現するために、カゴざるや水を使っての撮影でした。

これは物産館などで流す映像。音を出せない場合もあるので、音無しでも分かるようテロップが多いのが特徴です。

 

 

 

 

⑤マンガミュージアム

クリエイター塾での清水さんの作品。
館長に話を聞いたら、志が高く、そこがこのマンガミュージアムの魅力だと感じたそうです。

「大人はこどもになる。こどもは大人になる」のキャッチコピーは館長さんの話から生まれました。
漫画には学びがあるという館長の思いを表現しています。

他にあるものを、どう違いをつくっていくのか、参考になる映像です。

 

取材って大事な基礎の基礎、
思いを引き出す取材ができるようになることが良い映像を作る第一歩目かもしれませんね。

 

⑥ぞうさんのはな保育園

塾でできた作品。ラップに伝えたいことを詰め込みました!
「これ、よくできてるなぁ〜」と清水さん。

伝えたいことが詰まっています。

 

なるほど、歌で伝えるって方法があるんですね。

 

 

全部見終えたところで、グループ内で意見交換。

少しずつ表情が和らいでいっています笑

 

 

===

ここまで、横型映像を作る上での企画と演出のポイントを学んできました。

では、企画・演出は具体的にどんなことでしょう。
塾でつくった作品・焼き鳥みよし の動画から読み解きます。

この映像は、店・店主の良いところが際立っています。
その良さは何かを検証し、コンセプトを決めていきました。

コンセプトが決まったら、、チームの意識の共有のために、
そこにたどり着いた理由を明文化しておくことが重要です。

コンセプトがしっかり定まり、明確になっていればいるほど
スタッフもチームも同じようにそこに向かうことができます。

清水さん、登場するお客さんが本当に楽しめるよう、良い表情が撮れるよう、
清水さんがまっさきに踊ったそうですよ(見たい…笑)。

それが演出、そのためならなんでもする、というお言葉がどしっと胸に響きました。

この映像で重要な要素は音楽、テンポ。
全体のカジュアルで楽しい感じ、ちょっと笑っちゃいます。

 

 

動画を見て、企画と演出について事例から学んだところで 今日のまとめ、どん!

嘘くさいより、嘘をつけ

全ての映像は創作です。
ドキュメンタリーであってもカメラで撮ったものは主観が入るので、これも創作です。

だからこそ、きちんと創作すること。

真摯に、思いっきって嘘をつく
つまりそれは
良いところを引き立たせる
ということです。

 

今日もメモに忙しい、大切でおもしろいことだらけでした。

 

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今後のスケジュール
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次回の塾は 2022年10月25日20:00〜

「プロの企画会議」 ※オンライン
お楽しみに!

 

課題: ”(自分が思う)自分の地域の名産 “ で横型動画を制作

提出期限:2022年12月11日24:00

 


この講義からは、6期生の高木あゆみがレポートさせていただきます。
ぜひぜひ最後までお付き合いよろしくお願いします♪